もう何十年も前から、かつての「海の日」になる前から、7月20日は「港まつり」であった。
他にもたくさんあるが「曜日に関係なく」が潔いではないか。今年は週末金曜日で夕暮れ時
から浴衣姿をちらほら見ることができた。きょうが終業式で中学・高校生ぐらいか?可愛い。
20日の金曜日で、朝から何かとばたばたしながらも午後4時には仕事を終えた。「予定通り
にお伺いします」とディレクターから電話があった。出荷伝票を書き終えてふと顔を上げると
何だかそれっぽい?女性がいた。キャップにタオルの首巻、スタッフを先導してたのだった。
「お邪魔します、ハコバンが二台来ます」「どうぞ、こちらへ」で、ものものしい機材を積んだ
のと、芸人さんが乗ったのとが到着した。「セッティングに3、40分かかります、本番は5時
からでお願いします」だ。なんだかえらいこっちゃ!「自然体」でならなくならざるをえない?
「アメリカザリガニ」平井と柳原だ。家族四人と平井で防災会議?をしているところに柳原が
つっこむという体裁だ。ざくっとした流れの説明の後、撮影が始まった。カンペを出してくれた
が近眼で読めない。仕方なく嫌な眼鏡をかけた。他の家族三名は「自然体」でこなしていた。
この企画は息子がクラスの防災委員をしていたのがきっかけだが、所謂芸人さんが家に来る
ことがあるだろうか?と考えると稀有なことだった。普段ぼうっとしている娘が割と臨機応変に
対応してたのにも感心した、家内は元来こういうのが好きなようだ?ディレクターのOKサイン
で撮影終了。メイクさんに事前にあぶら取り紙で拭ってもらったところから冷汗どっと?脱力?
「和歌山県下のローカル番組です、放映日は追って連絡します」だ。そのわりにはたいそうな
撮影だったように個人的には思うが、番組づくりっちゅうのんはこんなもんなのかもしれない。
夕飯の後ベランダから家族で数キロ先の港まつりの花火を観た。案外大きく綺麗に見えた。