昨日、ゴルフ初夢杯の後は珍しく解散となった。K君とT君はきょう4日が仕事始めで、K君は
江戸に帰るため、早めの帰宅となった。I君S君M君の3名は中国語講座へ、ひとり暗い部屋
に帰るのも嫌なので、予てから観たかった「硫黄島からの手紙」を本年初映画にチョイスした。
どんなことがあっても戦争はしてはならないと強く思った。反面、歴史は戦争によって綴られ
てきたのではないかとも思った。大袈裟に言えば日本人否世界中の人々が観るべき映画と
いえるのではないかとさえ思った。左遷?憲兵の新兵の述懐と最期が特に印象に残った。
大画面から硫黄の臭いと黒い砂の熱さを感じ、銃弾が飛び交い艦砲射撃がお腹に響いた。
息詰まる戦争の狂気と、味方の銃弾に斃される悔恨、家族と本土の未来のためにの無念。
二部作として表現されたこちらとあちらに戦争の理不尽さを抉り出されたような感じがした。
なかなか寝付けなかった一夜が明けて、ブックカヴァーをもらいたくて、話題のブックオフへ
行った。「愛ルケ」850円に心動いたが、なんとなく不謹慎さを感じたので新書の中古を買う。
硫黄島は「血の海」だったが、ブックオフは本やCDで「知の海」のように感じたのだった。