きょうもまた三月弥生の半ばというのにかなり寒く、強い北風が吹いた。「暑さ寒さも
彼岸まで」とか「三寒四温」とかいうけれど、今年の寒さの引き摺り方は尋常ではない。
所謂「年休」をいただき「三木会ゴルフコンペ」に参加して来た。毎月第三木曜日に開催
されるゴルフコンペである。今は亡き親父とその仲間で三十数年前に発足、紆余曲折を
経て今日に至る、所謂「歴史と伝統」の会である。今回ご縁があって誘っていただいた。
ゴルフは純然たるスポーツではあるが、趣味的なものである。プレー中の飲酒喫煙は
黙認され、チョコレイトの遣り取りも半ば公然と行われる。一方で緑の社交場とか英国
発祥故か紳士の嗜み的な色合いもある。「平日にゴルフは如何なものか?」が渦巻く。
亡父が三木会の事務局的なことをしてたので、その「歴史と伝統」を詳細に書き綴った
ノートを昨日初めて目にした。2010年の11月まで記されていた。本人欄は膵臓癌が
見つかった8月から欠場となっている。検査入院などで7月までは参加していたらしい。
最期のゴルフは国木原GC11月月例会。その文字に「無念さ」をみて、落涙してしもた。
「記念樹を 見上げ堪える 落涙を」
亡父はほんまにゴルフが好きで、ある意味で煩雑な事務仕事も苦にしなかったらしい。
「息子さんかい?」と、昔からの仲間たちから言ってもらえてとても嬉しく誇りに思えた。