平成21年8月30日は、きっとエポックメイキングな日になるんやろな。と母校の紀之川中
への道を歩いておった、徒歩5分もかからんやろ。午前7時少し前に到着、既に投票待ち
らしき方々が座り込んでおられた。中から知り合いに「どうぞ、中へ」と言われたが躊躇した。
長幼の序を重んじ五番目に受け付けてもらったが、空の投票箱の確認はしっかりとしたぞ。
四年間の思いを込めて「岸本周平」と「民主党」と自書した。国民審査の方は、ようわからん
から白票とした。「あんまり意味ないんちゃうん?」「これが形式ちゅうもんやろ」が交錯した。
遅い朝風呂を29期M君と楽しんだ後で昼かわせを堪能、強烈な眠気が襲ってくる。何とか
家に帰り350mlの缶ビールを飲み干し、吉本新喜劇の録画を見ながら三時間は昼寝した。
家族はどうも日曜日というと外食したいらしく「カルビ一丁」へ、ビールなしの焼肉はもひとつ?
家でテレビをつけると、全てのチャンネルが当たり前なんかもしれんが総選挙モードやった。
8時を過ぎると、やたらと携帯メールを受信、「おめでとう!」だらけであった。確か午後9時
45分開票開始のはずや。「何で?」「出口調査?」「それにしても」「ええやん、圧勝やろ?」
初めて開票立会人の大役を仰せつかった。選挙管理委員長の並びに着席、マイクで名前を
読み上げられるのは何年ぶりや?腕章さえ巻いておくと、種々の確認作業以外は基本的に
自由行動で、新しい集票機(集票マシーンとは似て非なる?)や報道陣を見回り、公平公正
な段取りの周到さに几帳面さを感じた。小選挙区開票状況を携帯電話で報告し、悦に入る?
みるみるうちに「岸本周平」とそれぞれいろんな字また字の票また票が積み上げられていく。
例えが適切でないがカジノで大儲けしたような気分になる。500票束には小窓?が空いて
おり、いろんな「岸本周平」がこっちを見てる?その不揃いさ多さにこみ上げる熱さがあった。
いろいろ意見のある国民審査の集計に手間取り、午前2時半終了予定が同3時半になった。
「遅くなるので、もうお帰り下さい」と事務所に電話したが「そんなわけにいかん」二年先輩の
お二方の返事、同40分着。出る声もなく握手を交わし泣きそうになった。涙だけ出てしもた。
「涙目で未来を託す人の名は」