きょうは「父の日」やから?全ての予定をキャンセルさせていただいて?ひとり旅に出た。
それでも、朝は「時事放談」を見て、報道関連番組をはしご見した。おっさんが沁みてる。
09:12JR和歌山駅発の紀州路快速に乗車した。約1時間で天王寺駅下車830円也。
「ICOCA」使用感はいいが、気をつけんと目的地である次の新今宮まで行くと1050円。
なので、大好きな右手に美術館左手に動物園の道を抜けるとそこはジャンジャン横町。
迷わず朝一の「八重勝」に向かう、ビールモーニングや。串、どて各三本、大瓶ビールは
一本、計1200円也。隣に座った関東訛りのおばあさんが手に300円を握りしめて来て
おり、串を三本だけ食して水を一杯貰って「美味しかったです」とすたすたと帰って行った。
ぶらぶら歩き「通天閣」をくぐって?王将を口ずさみ、お目当ての「澤野工房」へ、商店街
入口横の履物屋さんだが、同じ店内で所謂hand-made JAZZの製造販売をやってる。
まさに二足の草鞋?である。「日経夕刊で見て来たくなりました」と告げると、オーナーの
澤野由明さんが満面の笑みで蘊蓄を聞かせてくれ「旧東欧社会主義国のジャズピアノは
ほんまもんやなあ」と感じた。試聴もさせてもらって初対面ながら楽しく語ることができた。
相変わらず「もってまっか!警戒心!」の浪速署を右手に日本橋電器街を通り、道具屋筋
を抜け、NGKを迂回して「千とせ」で当然の相席で「肉うどんと小玉」の昼食、美味かった。
今度は、なんばから近鉄に乗り「河内小阪」下車、「司馬遼太郎記念館」に向かう。前回は
29期のIke君Ta君と来た。二回目に来たくなったのは「安藤忠雄建築に坂本龍馬現る?」
という記事を読んだからやった。天井の打ちっ放しコンクリートのシミが巷でよく見かける
坂本龍馬の肖像とそっくりだというのを確かめたいからやった。いい意味で「ぞっ」としたな。
いろんな汗をかいたので駅までの道すがらにあった「歓喜温泉」という銭湯に飛び込んだ。
所謂スーパー銭湯ではないがサウナ・露天風呂・水風呂・薬草風呂完備で410円は納得。
鶴橋の国際マーケットをぶらついて、天満の「すし政」カウンターで鮨をつまんだ。この辺は
朝鮮語が飛び交うので旅情も増すちゅうもんや。大阪市内やのに「街道を行く」やったなあ。
18:48JR天満駅発の紀州路快速に乗車、ひとり旅ちゅうほど大袈裟なもんではかったが、
妙に和歌山に帰る安心感に包まれた。娘と息子とにひとつだけ買ったお土産の「21世紀を
生きる君たちへ」司馬遼太郎著を読んでたら、わけのわからん涙ぼろぼろでてきて困った。
「気楽やな気をつかわないひとり旅」