仕入先の従業員が自社の倉庫で事故に遭ったらしい。積んであった紙の束が崩れ落ち
下敷きになって、救急車で運ばれたという。腰の骨にひびが入って動けない状態らしい。
一歩間違えば死亡、半身不随とかになるところだったという、不謹慎だが不幸中の幸い?
なんぼ注意していても事故に遭う時は遭う。事故とはそういうもんだ、と言ってしまえば、
実も蓋もない。安心と安全をお金で買うという発想が保険というものなんだろう。これは
日本人にはなかった発想だとこの前のシンポジウムで聴いたように思う。「ご安全に」だ。
今、配達されたばかりの日経夕刊「夕 & Eye」(なかなか洒落たタイトルだ)欄に「マゴット
(うじ虫)セラピー」の記事が載っている。「壊疽 足切断せず治す」「ウジ虫で患部除去
細胞注射、血流良く」らしい。どういうこっちゃ?「戦場で傷にウジ虫がわいた兵士の方が
早く治癒したことから」とある。うへえー!ほんまかえ?肉を切らせて骨を切る?ちゃうか?
最終面に「深掘り映画本読み応えあり」である。「不都合な真実」の本が売れているという。
映画も観てないし、本も読んでないけど、とても興味がある。なるようにしかならんもんに
データを駆使して警鐘を鳴らすという行為はまさに科学そのものではないかと思うからだ。
二十数年前、日本橋の電器店街で松下電器の販売研修をさせてもらってた店の社長は
日経夕刊が配達される頃に店頭に来て忙しなくバサバサと立ち読みしビリビリと破り捨て
何かに怒りながら自室に帰った。きっと株安円高だったんだと思う。その店は今はもうない。