雨雲と晴れ間が交錯するそう寒くない日曜日の午後、岸本周平後援会組織部有志十数名
が参集して、貴志地区に政党ビラをポスティングした。まだまだ弱小素人集団の後援会と
しては「いつかわからないけど衆参同日もあるかもしれん、なくても一年以内にはあるで」
という認識の下で「いっぺんやってみよう」的に午後の二時間、知らない町を歩いてみた。
パラシュート部隊?の如くある地点で車から降ろされ、四人一組で配り歩く。迎えは二時間
後だ、二人一組で何歩歩いて、何枚配っただろう?畑仕事のおばちゃんやおっちゃんには
手渡しする。「あでぇー!何よう?今頃?県会かえ市会かえ?本人さんとちゃうわなあ?」と
立て続けに言われる。「後援会のもんです。また後日本人が挨拶に参ります。」とくそ丁寧に
返事した。犬に吠えられ、ポストに噛まれ右手こぶしに擦過傷である。「なんてんにょう?」
30年近く前に英会話教室のビラ配りのアルバイトをしたことがある、その時はミニバイクに
乗って郵便局員的気分?でやってた。かなりなバイト代をいただいた。「こんなビラどこかへ
放かしてもわからんでなあ」という気持ちにならなかったわけではないが、良心に従った記憶
がある。きょうのはまったくの無報酬で見返りなしである。「なんでこんなことしてんのやろ?」
と思わなかったわけではないが、汗ばんだ体でみんなで飲んだコーヒーは美味しかったな。