明日が「中秋の名月」ちゅうこっちゃ。中秋:陰暦の八月十五日(漢数字がええ感じ?)と
手元の辞書にある。陰暦ではない8月15日は68年前から「特別な日」になっておるが、
古から「月を愛でる夜」ちゅうことなんやろ。で、きょう宵の口に「十四番目の月」が出た。
♪月が~出た出た~月が出た~ぁ~よいよい♪と一節唸れば、何やら「酒池肉林」めいて
おり、宵の喉?を感じてしまう。おっさんになったもんやな。嫌やよ~。英語の"lunatic"
は「気のふれた」「気違いの」(変換せんぞ?)「狂気じみた」と訳される、ちゅうこっちゃな。
とはいえ、今宵は「十四番目の月」。思い出すのは荒井由実の楽曲。初めて聞いたのは
高1の時。定期試験前で部活の練習が休みで、帰り道にS君の家に立ち寄らせてもらい、
大邸宅の「曲がりくねった?廊下の先の中二階の彼の部屋」でLPレコードで心が震えた。
何せ♪つぎの夜から 欠ける満月より 14番目の月が いちばん好き♪やで。あの特徴の
ある歌声が耳について暫く離れんかったもんや。何やら妙に色気づいておる頃でもあり、
「試験勉強」と称しては家を抜け出し、夜な夜な近隣の同級生宅を渡り歩いておったなあ。
今夜は、その頃の「月夜」を思い出させる。きっと、ある種の狂気に満ちておったんやろな。
「狂い咲き 月夜の晩に 君香る」
当時、井上陽水の「東へ西へ」をよく聴いた。♪頑張れ♪ちゅうわりには狂気じみておるな。