卯月も半ばを過ぎたのに、またまた肌寒いような朝であった。桜は、散り残りちゅうか
売れ残り若しくは思春期男子の無精髭の風情である。葉桜は真緑で綺麗で季節感もあるが
「宴の終焉」か「発展途上」かは観る者たちのそれぞれの所謂感性と状態によるんやろな。
桜花はほぼ散ってしもたが、今朝までは碁盤目状やった市議選の公設掲示板には45枚の
候補者のポスターが支援者たちの手で貼られ、見ようによっては花が咲いたようではある。
定数は38(削減2)で7名が落選する。乱立らしい、投票率は低い予想、組織力の勝ち?
特に何の予定もない日曜日やったし、所謂「動員」がかかって、29期剣道部OBのK君を
誘って、某市議選候補者の出陣式に向かった。27期の先輩方をはじめ、多数の顔見知りの
方々が集っており何だか懐かしい感じもした。先輩方からは「ちゃんと歩けてるやん?」とか
「何かと大変やったね」とか、温かいお声を掛けていただいた。やっぱり嬉しいものである。
出陣式は滞りなく終了し、参加者は三々五々解散していったけど、何せ日曜午前9時過ぎ、
「モーニング・コーヒーでも行く?」とK君、「そうしょ~か~」で吉田の「神戸珈琲館」へ、
スポーツ紙を片手に他愛もない会話が続く。途中で「"MOCA"へ行っとけ~」と思てしもた。
「桜散り 躑躅咲く頃 初夏匂う」
県立図書館でタイトルに惹かれ借りたのは「福沢諭吉は謎だらけ。心訓小説・清水義範」や。